市役所(地方公務員)で働く魅力7選と難点3線

・市役所で働く魅力って何?民間企業との違いは?

・実際働いている人はどう思っているの?

・逆に市役所で働く難点は?

実際に市役所に勤務している私が市役所で働く魅力を紹介します。

特に民間企業から転職した私が民間企業と市役所との違いから市役所で働く魅力をお伝えします。

市役所(地方公務員)で働く魅力

  • 基本的に転勤がない

市役所勤務であれば、本庁から出先機関に異動になったとしても通勤可能な範囲でしょうから、基本的に転勤はないと言えるでしょう。

国家公務員や都道府県庁などは、勤務エリアが広いので転勤になる可能性はあります。

そのため、転勤が嫌であれば、公務員の中でも市役所を目指した方がいいでしょう。

私も前職の民間企業は全国転勤だったため、結婚してから転勤のない職場を目指して市役所で働くことにしました。

  • 人と社会のために働ける

一人の人や、一つの企業のために働くのではなく、すべての人たちのために平等かつ公平に行政サービスを提供することで、日本の生活基盤を支えています。

例えば、道路や公園などの公共施設の整備・管理、福祉や教育などとても幅広い分野で私たちの生活を支えています。

  • ワークライフバランスが充実できる

国が新しい制度を発表すれば、民間企業が導入する前に公務員が素早く新しい制度を導入します。

また、公務員は民間企業のモデルケースになる必要がありますので、民間企業が取り入れる基準以上で新しい制度を導入し浸透させていきます。

そのために、育児休業・育児短時間勤務・介護休暇などの活用を職場全体がバックアップしてくれるのが公務員の職場環境です。

最近では男性の育児休業も推進しており、私も男性ながら1ヵ月間育児休業を取得した経験があります。

もちろん職場の人たちから嫌味を言われることもなく、気持ち良く休むことができました。

前職の民間企業では月150時間以上の残業をしていたぐらい激務でしたので、育児休業を取得している人は一人もいませんでした。

  • 安定した高水準の収入を得られる

日本全体の平均年収は400万円ですが、公務員の平均年収は650万円程度で推移しています。

そのために、家を買う時のローン審査は民間企業より通りやすいと言われています。

民間企業では上場していれば、公務員同等に審査が通りやすくなると言われていますが、上場企業はそれほど多くありません。

  • クビ(解雇)になりにくい

公務員は法律により身分保障されているため、勤務先の都合(売上の低迷など)ではクビになることはありません。

ただし、不法行為や不祥事を起こせば懲戒免職で実質クビになります。

ですが、不法行為や不祥事を起こせば民間企業でもクビになりますから、勤務先の都合でクビになる可能性がある分、公務員はクビになりにくいと言えるでしょう。

  • 幅広い職種から自分に合った仕事ができる

福祉や教育、建築設計、さらに最近ではDX化が推進されているので、IT系に特化した職種の募集も増えています。

今あなたが民間企業で担当している仕事が活かせる職種があるかも知れません。

民間企業では、利益の出るところに特化する必要があるため、仕事の幅が限られることもあります。

  • 税金や補助金制度に詳しくなれる

仕事の中で税金徴収や補助金制度を制定することがありますので、必然的に税金や補助金制度に詳しくなります。

自分が家を買った時や両親の介護をしなければならなくなった際には、さまざまな制度を活用してお得に生活することができます。

市役所(地方公務員)で働く難点

  • 部署によってはクレームが多い

住民に近いサービスを提供している部署であれば、クレームが多い傾向にあります。例えば、道路管理の部署であれば、「道路に穴が空いている」「歩道に雑草が生えている」などのクレームが入ってきます。

対策としては、パトロールを増やしたり、対応をマニュアル化すればスムーズに対応できるようになります。

私は前職で営業職の経験がありますが、営業時代のクレームや上司からのプレッシャーに比べれば市役所職員へのクレームは全く気にならないほどです。

また、全体の半分程度の部署は住民に近いサービスを提供していない部署ですので、クレームが少ない部署もあります。

  • 異動が多い

公務員は3年〜5年で部署異動がありますので、異動の度に新たな知識を学ぶ必要があります。

ですが、心配はいりません。他の人たちも同じく異動があるため、既に業務をマニュアル化している部署がほとんどでしょう。

また、3つ〜5つの決まった部署をぐるぐる回りながら出世していく人がほとんどですので、すべての部署の業務を把握する必要はありません。

  • 年功序列制度が根強い

公務員は民間企業とは異なり、出世するにも年齢制限がありますので、いくら結果を出しても給料が飛び抜けて良くなることはありません。

ですが、最近は各役職の年齢制限の引き下げが行われているので、30代にして管理職になる人も出てきています。

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